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(番外編)気象神社参拝
2008年12月 7日

気象予報士の資格を取って以来、ぜひ行っておきたい、いや行くべきところがあった。気象予報関係者の聖地(?)、気象神社である。快晴の今日、念願かなって参拝を果たした。
12月 7日15時 地上天気図(クリックで拡大)
今朝は、長江方面から張り出す寒気を伴った高気圧に全国的に覆われ、よく冷え込んだ。特に、西日本で冬日を記録したところが多かったようだ。だが、おかげで太平洋岸では風は収まり、良く晴れている。
日本海の筋状の雲列はほぼなくなったものの、北陸から北海道にかけての日本海側では一部まだ雨や雪が残っているところがある。

明日は早くも東方へと去った高気圧背面側となり、下層は暖気の流入(縁辺流)場となるだろう。高層のトラフも日本海へと進んでくる見込み。このため、次第に雲が増え、西〜中日本では明日後半、東日本でも明後日には降水が見込まれる。また、日本海側もかなり不安定な気象状況になりそうだ。さらにその後にもトラフが来ており、注意が必要。

    --- 氷川神社手水舎 ---

中央線の高円寺駅で下車、南口から南東方向へ少し歩くと、氷川神社がある。気象神社は、その境内に祀られている境内末社だ。
まず手水で両手を清めてから、気象神社の鳥居をくぐる。

--- 二礼二拍一礼 ---                          
予報技術の向上を祈願。
晴れ祈願、合格祈願、災害防止・天候豊作祈願、予測適中祈願の他、登山遭難や海難・航空遭難の防止にもご利益があるらしい。

気象神社は、もともとは戦時中に陸軍気象部構内にあったものを、戦後ここに遷宮したものだそうだ。今の社殿は2003年に造られた3代目。1代目は戦時中に焼失、再建された2代目をここに移したが、長い年月に老朽化し、今の社殿に造りかえられた。
祭神は、八意思兼命(ヤゴコロオモイカネノミコト)。知恵の神で、天の岩戸から天照大神を呼び出す知恵を八百万の神に授けられたことで有名。気象においては、晴・曇・雨・風・雷・霜・雪・霧など8つの気象現象の制御を講じるとされる。
なお、氷川神社の祭神は素戔鳴尊(スサノオノミコト)で、天照大神の弟。その縁で気象神社をここに移したようだ。

社殿の横にカメラが設置されていた。さすがは知恵の神とあって、いまやインターネットでライブカメラ映像と音声が配信されており、バーチャル参拝もできる。なんだかなーと思うが、昔だって代参なんてことが行われていたんだから、それと同じようなものか。いや、気象災害防止祈願の場合急を要することもあるだろうから、こういうことが必要なのかもしれない。賛否両論あるらしいが、これも拝殿の一種だと考えよう。

        --- お守り ---

気象神社の例祭は6月1日の気象記念日に行われる。
気象記念日は、1875年(明治8年)6月1日に東京気象台が東京で1日3回の気象と地震の観測を開始したことから1942年に定められた。6月1日は、1884年にクニッピングによって毎日3回の全国天気予報が開始された日でもある。
クニッピングは日本で始めての天気図を作成したドイツ人で、全国測候所設置の進言、観測値専用の電信符号制定など、日本の気象業務創成に大きな貢献をした人だ。1883年2月16日6時に最初の天気図が作成され、3月1日からは毎日作成・発行される様になって今日に至っている。当時の天気図は、全国わずか11箇所の観測値に基づいて、高・低気圧と数本の短い等圧線が書かれただけのものだったそうだが、電信で全国からリアルタイムにデータを集めるということを開始した意義は大きい。基本的には今日やっていることも同じであり、その基礎を築いたといえる。なお、2月16日は天気図の日である。
例祭には、気象関係者やキャスターの参拝も多いらしい。

社務所へ行って、お守りを授かる。500円也。カード型になっていて、携行に便利。
絵馬は下駄の形になっているのが面白い。好天祈願や気象予報士試験合格祈願の絵馬が沢山奉納されていた。

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