守門へのスキー登山では使われることの少ない、二分から藤平山経由のコース。距離は長いが、今回のように雪が締まっていれば大丈夫。変化に富んで、山歩きとしては大変面白いルートだった。
| 【山域】 |
会越・守門岳山域 |
| 【コース】 |
魚沼市・二分〜下池〜藤平山〜守門岳〜青雲岳〜オカバミ沢南側尾根〜猿倉山〜二分 |
| 【日時】 |
2009年 3月 8日 |
| 【天気】 |
うす曇 |
| 【メンバー】 |
単独 |
5時50分、出発。5時頃には満点の星空だったが、巻積雲が出始めた。
除雪終了地点から雪の林道はたどらず、右の斜面へ向う。おそらく棚田と思われる雪原を数段横切ると林道に出会い、少し奥へとたどって林道が左折するところで林道と分かれ、沢に沿って登る。間伐せず放置されたと思われる密な杉林に手こずる。少し登ると大池・下ノ池へ向う林道に出会うので、しばらくこれをたどる。このまま行ってもよいが、地形図上にちょっと気になる地形があり、近道でもあるので、また林道から逸れて沢沿いに登る。狭い切り通しの峠状の場所を過ぎると、ぽっかりと広い雪原に出た。面白い地形だ。夏には湿原になっていて、大雨のときには先ほどの狭いところから水があふれるんだろう。
湿原を横切り、斜面を登ると先ほどの林道を横切る。ショートカットして進むみ、丘を越えると、下ノ池。凍って真っ白に雪が積もった広い雪原だ。ここまで、非常に複雑な地形だった。
--- 砂の砂漠(1244m付近) ---
下ノ池から、854m峰まで急な斜面を登る。今日のコースでもっとも急なところだが、一昨日の気温のせいで雪は良くしまっていてシールが良く効く。強引に登りひと汗かかされて、景色のよいピークで休憩。ここからナイフリッジになっていてちょっと緊張するが、雪庇はそれほど発達していない。
さらに進むと、左から沢が尾根まで登ってきて尾根と平行になる。これも面白い地形だ。ほぼ夏道どおり沢に下りてその中をたどる。いくつかの枝沢に注意して進み、最後に尾根に乗り上げると藤平山に着く。ここでやっと頂上が見える。
ここからは緩やかにうねる広い尾根になる。冬の守門岳はよく『雪の砂漠』と称されるが、まさにそんな感じだ。特に1244m峰付近。昨日降った雪が滑らか過ぎて、天気がいいのに起伏がわかりづらく、目眩がしそうだ。
3月 8日9時 700hPa高層天気図(クリックで拡大)

守門岳(袴岳)最後の上りは、表面が氷化していたが何とかスキーのまま登った。
空は高層雲に覆われるようになった。また、日本海から層雲や乱層雲が押し寄せてくる。雷鳴も聞いた。高気圧の圏内だが、上空に弱い気圧の谷があるせいだが、すぐに悪天に向うことはないだろう。
大岳にたくさんの人がいるのが見えるが、ここは静かだ。
--- 守門岳から。中央:青雲岳、右:大岳。青雲岳から左へ延びる尾根が下山路 ---
シールを付けたまま下って主稜線を北上し、青雲岳まで登ってから滑降準備、オカバミ沢の南側の尾根を滑る。広い尾根の上部は氷化しているが、傾斜がゆるいのでそれほど問題にならない。やがて、締まった雪を昨日の新雪が覆う、滑りやすい雪質になる。
--- やせ尾根。960m付近 ---

どんどん滑って行くとやがて尾根が細くなる。ナイフリッジ部分はテレマークギルランデを交えてこなす。
ここを過ぎると、標高が低い山のためさすがに雪が腐ってくる。オカバミ沢に降りる急斜面は、スキーが回らず苦労する。
昨年はこのまま沢に沿って下ったが、結構苦労させられた。今年は雪が少ないため、もっと苦労するだろう。沢に降り立って、猿倉山方向へちょっと登り返すため、再度シールを貼った。
夏道に合流したところでシールをはがし、南に下る夏道と分かれて沢状地形を西へと滑る。林道に出会い、だらだらと滑って出発点へ戻った。
本峰へ登った自分は1人にしか出会わなかったのに、除雪終了地点付近には、路肩まであふれるたくさんの車があって驚く。大岳往復コースは相当にぎわったようだ。
今回上りに使ったルートは、変化に富んでいて非常に面白かった。だが、悪天で視界がないときは苦労するだろう。また、アップダウンが多いので、スキーでの下りには適さないと思う。