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守門・大岳(1432.4m)テレマークスキー
2010年 2月20,21日

激ラッセル、激パウダー。2日がかりでトレースを伸ばして、登頂。
【山域】 会越・守門岳山域
【日時】 2010年 2月20,21日
【コース】 2月20日: 入広瀬・二分 - 長峰 - 保久礼小屋鞍部 - 1050mまで - (往路と同) - 二分
2月21日: 入広瀬・二分 - 長峰 - 保久礼小屋鞍部 - 大岳 - 南隣の尾根 - 林道 - 二分
【メンバー】 単独
【天気】 20日:雪/ 21日:雪のち晴

           --- 各地の積雪 ---

2月20日
先週の暖かい雨とその後の寒さで、どこの山もカチカチの雪になってしまい、このままパウダースキーシーズンは終わってしまうのかと思った。今回の計画に当たり、各地のAMeDASをチェックし、ここ数日の降雪量(積雪量ではない)が多い地点をリストアップ。
2月16日から17日にかけて小谷や関山で積雪深が大きく増えているので、頚城方面に行こうかと思っっていたが、出発当日に入広瀬の積雪深が増えているのを見て、目的地を守門と決定した。いつかもそうだったが、"困ったときの守門"という感じだ。
二分集落先の除雪終了点まで前夜入ったが、道路にはバンパーまでしばしば潜るほど新雪が積っており、いつスタックするかとヒヤヒヤだった。

7時30分出発、雪が激しく降っている。林道はショートカットして、さらに小さな尾根に取り付いて用水路まで登る。用水路に沿って左へ水平に進み、沢に出会ったら沢に沿って上る。今年は積雪量が多く、沢は完全に隠れている。ラッセルの深さは膝以上で、かなりしんどい。沢が広くなったところで、左の尾根に上がる。
殆ど傾斜のない長峰付近の尾根を進んでいると、ほぼ同時に出発した、スノーボードを担いだスノーシューズの数人がやっと追いついてきた。ラッセル代わりますよと言うので交代したが、とんでもなく遅い。この雪にスノーシューズでは無理もない。厚意でラッセルを交代してくれたので(そうではなくても交代するのは当然だが)文句は言えないが、ラッセル隊の後ろに一旦付くと、一人ずつ交代して前に出るまでかなりいらいらさせられた。一人でがんばったほうがたぶん早い。
保久礼小屋付近の鞍部で休憩して、後ろから来たご年配の山スキーご夫婦にちょっとラッセルしていただいたが、すぐに追いついてまた先頭に出る。結局殆どをラッセルしたことになった。
あまりに深い雪のため、1050m付近で終了とした。キビタキ小屋は完全に埋まっていて見つけられなかった。板をはずすと、腰以上まで潜る。すごい雪だ。

保久礼小屋の鞍部まで、激パウダーの滑降。先ほどのスノーシューズパーティーとすれ違う。彼らは今晩、雪洞を掘って泊まるそうだ。
鞍部からの登りは、雪が深くなければ階段登高でも行けそうなちょっとした登りだが、この深い雪では大変なので、面倒だがシールを付けた。
長峰からは登りに使った尾根を通らず、沢の源頭部へ直接滑り込んでみたが、楽しいのは一瞬でこれは失敗。傾斜がなくなると下りラッセルが大変だった。
その後は登りのトレースを忠実に追って車まで戻る。車の上や周囲にたっぷり積もった雪を除雪するのに難儀。麓は標高が低いためか、湿っぽい降雪が体に張り付く。守門温泉で生き返った。

02月21日09時 地上天気図 / 850hPa高層天気図(クリックで拡大)              
2月21日
昨日登頂出来なかった守門大岳に再挑戦。昨日苦労してラッセルして作ったトレースを追えば、何とかなるだろうと考えた。一人でルート工作をして戻り翌日登る、一人極地法だ。

5時15分、ヘッドライトを点して出発。小雪が降っている。昨夜また15〜20cm降雪があったようだが、膝より深かった昨日のトレースははっきり残っており、この程度の追加の降雪は問題なく楽に進める。
明るくなり始めるころ、雪は止んだ。昨日のトレースを忠実に追い、長峰の尾根上に上がる。さすがにここからは、風によってトレースはほぼ無くなっているが、ここまで体力を温存できたので元気いっぱいでラッセル。
先ほどまでは、この付近以上はガスっていた。雲低高度は次第に上がっているようだが、頂上に着くまでにすっきりするかどうか、不確かだ。
保久礼小屋、やせ尾根を過ぎ、1000M付近に昨日のスノーシューズパーティーの雪洞があった。ここからは彼らがしっかりしたトレースを作ってくれていたので、ありがたく使わせていただく。苦労が思われる。そこからかなり登っても結局彼らに追いつけなかったから、朝早くに出発したんだろう。
頂上が近づき傾斜がゆるくなってくると、雪が硬くなってくる。同時にガスの中に入るようになって、だだっ広い尾根で方向がわかりづらい。しばらく歩いて、傾斜がなくなることで頂上だと気づく。
移動性高気圧が近づき天気は回復基調だが、中層の寒気が抜けきっていないようだ。ガスが晴れるのをしばらく待ったとしても、おそらく晴れるまで時間がかかりそうなので、滑降準備をしてさっさと下ることにした。

           --- 大岳からの下り ---


下りは、登った尾根の南隣(コウクルミ沢南側)の尾根を滑った。出だしはガスの中なので、何度も慎重に方向を確かめる。少し下ると晴れてきたので、どんどん滑る。やや湿って重いが、すばらしいパウダー。思わず歓声が出る。途中で右に分岐する点さえ見定めれば、コースに問題はない。
途中、小ピークを巻くために少し歩く必要があるが、それ以外はパウダースプレーを巻き上げながら一気に滑った。樹林帯に入ってからも楽しい。

尾根末端で沢床まで降りると、後は林道をたどるのみだが、長々と重たいラッセルをする必要があった。そのころには既にすっかり晴れて暖かく、山上の状況がうそだったかのような春スキーの陽気だった。

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