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天狗原山(2197.1m)テレマークスキー
2010年 3月14日

1月に登頂できなかった天狗原山へ再挑戦。金山谷はすばらしい雪質・天気・ロケーションで、会心の滑降となった。
【山域】 北信/頸城
【日時】 2010年 3月14日
【コース】 小谷温泉〜乙見山林道1055m地点〜天狗原山〜金山谷1700m付近〜県境1849m〜松尾川〜小谷温泉
【メンバー】 単独
【天気】 快晴

                     --- 雲海に浮かぶ、鹿島槍と五竜 ---

5:00、満天の星の下ヘッドランプを点して小谷温泉出発。林道にはトレースなし。一部ショートカットし、乙見山林道へ右折、中谷川の橋を渡り、また一部ショートカットして、1055m地点から斜面に取り付く。
枝尾根を登り、主尾根にできた雪庇は越えずに下の斜面に沿い少し登って、難なく上に出る。さらにその上の雪庇のある狭い尾根も、雪庇の下へ下りて広い斜面を登り、尾根が広くなったところで尾根に戻る。この先、地形が複雑で小さな起伏も多いので、地図を見て効率よく歩く。
残念ながら、雪質は良くない。クラストした上に浅く新雪が乗って、シールは効かずエッジも効かず、スリップしやすい。

03月14日09時
700/850hPa高層天気図(クリックで拡大)
衛星可視画像
衛星赤外画像

空は快晴、雲海の上で北アルプスが次第に高度を上げる。

中・高層の寒気はピークを越え昇温に向かっているため、山上はすっきりと晴れ渡った。一方、低層では寒気のトラフがちょうど北陸地方を通過中なので、下界は厚い雲に覆われ、天気がすぐれない。-6℃の等温線を見比べると、低層より中層のほうがむしろ気温が高く、逆転層となっていて、盆地を覆っている雲海は高度を上げられないようだ。
衛星写真にもこのあたりがはっきり写っており、北陸地方は可視画像では真っ白な雲に覆われているが、赤外画像では薄いグレーに写っていて、低層の雲のみであることを表している。
雲海の写真、高層天気図、衛星写真を見比べると面白い。

スリップしやすい斜面に難儀しながらも、昼前に天狗原山頂上着。海谷、北アルプス、頸城の山々はもちろん、浅間山、中央アルプスなど、すばらしい景色をずっと見ていたかったが、風が強いため早々に滑降準備。
このころから、下界の雲も次第に薄れ始めた。

                     --- 金山谷。中央上部から滑った(シュプールが見える) ---

山頂から少し戻った地点から、新潟県側、金山谷の急斜面に飛び込む。登りの斜面が良くなかったためそれほど期待していなかったのだが、東向きの斜面のせいだろう、すばらしい雪質だった。テレマークターンのたびにスキーが沈んだり浮いたりを繰り返す。楽しくて一人思わず笑ってしまう。
標高が下がるとさすがに湿った雪になってくるが、それでもまだまだ楽しい。
広大な無木立斜面をどんどん落ちて行きたかったが、あまり下ると帰れなくなってしまうので、適当なところで切り上げざるを得なかった。

--- 天狗原山の金山谷源頭斜面。夢のようなシュプール ---              

シールを貼りなおし、県境の尾根に向かって登り返す。もう一本滑りたい衝動を抑える。

県境から、今度は松尾川の源頭部へ。予想はしていたが、南向きの斜面のため、今日の日差しでずっしりと重い。やがて雪に埋もれた乙見山林道が横切るが、そのまま広い川原を滑る。川が狭くなったところで再度林道が近づくので、ちょっと階段登高して林道へ上がる。
後は、滑りの悪い林道をのんびりと歩き、出発点へ。


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