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富士山須走口テレマークスキー
2014年 6月15日

梅雨入り後もまだスキーやってます。富士山東面の大斜面は雪質も良く、大満足。
【山域】 富士山     地図(クリックで拡大) →
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【日時】 2014年 6月15日
【コース】 須走口5合目 - 大日岳付近 - 伊豆岳・成就岳間の鞍部 - 東面 - 須走口5合目
【メンバー】 単独
【天気】 快晴、中腹は時々ガス

--- ブル道から頂上 ---

須走口5合目駐車場で素晴らしい日の出を見ながら朝食等出発準備。4時45分出発。登山道へは行かず、ブル道を登る。吹き下ろしてくる風が寒かったが、日の出後しばらくすると谷風に変わって暖かくなる。
ブル道が7合目へと右へ曲がる2800m付近で雪渓に移り、アイゼンを装着。広い雪の斜面上を一直線に頂上を目指す。
3450mから3550mにかけて徐々に北側へ回り込み、吉田口登山道の横の雪面を登るあたりでは、息が切れてなかなかはかどらなかった。北東向きの上部斜面は、乾燥した北西風が吹き抜けるせいか、日差しで一度緩んだ雪の表面が早くも硬くなり始めていた。

-- 雪渓下部は積雲に覆われてしまった --

頂上(成就岳付近)に到着後、伊豆岳を巻いて南側の火口内がよく見える地点(荒巻付近)まで少し回り、今日はここを最終点とした。下りのドロップ地点はもう少し手前の方が良いのだが、火口全体を見渡したかった。
南西から小さな高気圧に覆われているとはいえ、弱いものだし、寒冷渦が北方にあるため、ガスの発生が早い。登りの途中でも、後続者が時々見えなくなっていた。ドロップ地点から下を見ると、中腹が積雲で覆われている様子がよくわかる。

-- 大斜面に刻んだシュプール --

数m下の雪面に下りてスキーを履き、滑降開始。とても滑りやすいザラメ。下方に見える広大な斜面へとどんどん滑りたかったが、今いる斜面は下山方向よりも南側に寄りすぎているため、スキーを外して岩場をわずかに歩き、北側の斜面に移った。
こちらの斜面も広い。広大な斜面を独り占め。雪質も良く、テレマークショートターン、ロングターン、ギルランデと、思うがままだ。
雪渓下部に近づくとガスの中に突入。少しでも下まで滑れるルートへ進みたいので、ガスが晴れるのを待つ。待てば海路の日和あり、登りの際に目星をつけておいた雪渓を、短い晴れ間を衝いて見定めて滑る。2700m付近で積雪の幅が細くなり表面の砂礫も多くなってきたので、滑降終了とする。
スキーを担ぎ、ザクザクの斜面を左寄りに適当に下ってブル道に合流。ガスは晴れて、山中湖がよく見えるようになった。雲頂高度は3000m 雲底高度は2600m、広がってはいるが厚みは比較的薄い積雲(層積雲?)だった。この層を除き全層にわたり空気は乾燥していたようだ。


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