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会津駒ヶ岳(途中まで)テレマークスキー
2017年 1月15日

昨日同様、今日も今期一番の寒気で、夜間に20cmの降雪。深い新雪ラッセルのため1630m地点の台地まで。
【山域】 南会津     地図(クリックで拡大) →
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【日時】 2017年 1月15日
【コース】 滝沢橋 - 1630m台地 - 滝沢橋
【メンバー】 単独
【天気】

01月15日09時 500hPa高層天気図(クリックで拡大)


今週初めからずっと寒気に覆われ、雪が降り続いている。昨日の大戸沢岳は、深雪に阻まれ1386m台地までしか行けなかったが、これほどの積雪にもかかわらず、藪が隠れるまでにはもう少し降雪が必要なようだった。でも会津駒の藪はもう大丈夫だろう。

今日はその寒気のピークだ。上空5500mにはここ数日間、強い寒冷渦が北海道の周りを反時計回りにウロウロしており、今は津軽海峡の東あたりにある。中心をぐるぐる回る放射状の気圧の谷が通過するたびに、断続的に強い降雪が見られる状態。-42℃の寒気は東北地方南部まで南下しているが、その分日本海のジェット軸も南下し上越や山陰地方を指向しており、おかげで会津の降雪は小康状態、風も弱くなっている。風向も北寄りではなく西寄りだ。

昨夜、これまでの積雪に加えて更に20cm以上の降雪があった。林道をラッセルして進みいつものように上ノ沢出会いで林道から分かれ、スーパーファットスキーでも深く潜るまっさらな斜面を登る。林道に出会ったら正面のフカフカ斜面に取り付き、適当なところで左の小尾根に乗り上げる。しばらくすると4人組が追い付いてきたので、ラッセルを代わってもらった。
薄日が一瞬差すこともあったが、おおむねずっと雪。風が弱いので助かる。旧共同アンテナ台地の少し上で彼らは登行終了、下ノ沢側北東斜面を滑降したようだ。今日は林道にだれも入っていないので、北東斜面を降りた後の林道下りラッセルは大変かも。
自分は更に登行を続けたが、この雪では頂上はとても無理なので、1630m地点の台地で早々に引き返すことにした。ほぼ上りルートに沿って滑降。素晴らしいパウダー。特に林道手前の南東斜面はまっさらの深雪で、存分に楽しめた。


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