Home > お天気山行日記 - 索引 > 予報士Fun
平標山(1983.7m)テレマークスキー
2017年 2月18日

強風に難儀。雪質は悪かったが、気持ちよく滑れた。
【山域】 谷川連峰     地図(クリックで拡大) →
地図(クリックで拡大)
【日時】 2017年 2月11日
【コース】 二居 - 1757m尾根 - 頂上 - センノ沢滑降 - 二居
【メンバー】 単独
【天気】 曇り、頂上付近はガス・強風


02月18日09時 地上天気図(クリックで拡大)


昨日、強い寒冷前線が本州を通過した。通過前には南から暖気が流れ込み、かなり気温が上がったため、緩んだ雪の表面は夜間にカチカチになっただろう。前線通過後には冬型になるので、たくさん降って雪質をリセットしてくれるといいんだけど・・・。
朝現地に着いたが、残念ながら新雪は数cm。等圧線の間隔が広いうえに、日本海中部から北陸地方の等圧線は東に湾曲していて、気圧の尾根となっている。上空の寒気もあまり南下してこなかったようだ。

仕方ないので、太くないスキーを選んだ。今日はガリガリ雪を覚悟だ。

--- 平標山頂 ---


二居から地王堂川沿いの道へ少し入った除雪終了点手前に作ってくれているスペースに車を置き、6時半出発。スキーはほとんど沈まないのではかどる。少し進んでセンノ沢への道に右折して地王堂川の橋を渡る。ユウガイヒト沢を少し登ったのち、1757mから落ちてくる尾根に上がる。
広くて登りやすい尾根だ。1757mまで登って日白山から続く尾根に出ると、ガスで視程が30m程になる。以前この尾根を東側の下から見た際に大きな雪庇ができていたので、注意して進む。
主尾根近くまで来ると、飛ばされそうなほど風が強くなった。風上側のストックが突けない。付近の上空にジェット軸があるので、そのせいだろうか(後で衛星水蒸気画像をチェックすると、強風軸と高湿度域が確認できた)。
尾根をゆっくりと進んでいくと、ガスの中に突然山頂の標識が見えた。エビのしっぽを払い、風に煽られながら苦労して写真を撮る。

---センノ沢 ---


帰り、アップダウンがあるのでシールのまま主尾根を少し戻ってからシールをはがす。GPSを見ながら西へと進み、センノ沢源頭へ。
上部はカリカリ。しばらく下ってからも、冒頭に書いた通りでパウダーは楽しめなかったが、広くて雰囲気の良い林間の斜面を存分に堪能。下部では思わず声が出るほど楽しかった。


予報士Fun