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大戸沢岳(2089m)テレマークスキー
2017年 4月15日

南東尾根から。風が強く天気は下り坂だったので、速攻の山行。源六郎沢への滑降は(下ノ沢)圧巻。
【山域】 南会津     地図(クリックで拡大) →
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【日時】 2017年 4月15日
【コース】 滝沢橋 - 大戸沢岳南東尾根 - 山頂 - 御神楽沢側へ少し下る - 2098m峰 - 源六郎沢 - 会津駒登山道 - 下の沢 - 滝沢橋
【メンバー】 単独
【天気】 晴れのち雨


--- 西山(1524.3m)から山頂 ---


5時少し前にスタート。会津駒登山口の民宿の裏の斜面に取り付き、下部の急斜面をぐいぐい登る。
高度を上げるにつれ西風が強くなって、気温は低くないが寒い。

04月15日09時 地上天気図(クリックで拡大)


日本のはるか東の高気圧から等圧線が本州南岸沖へ張り出している。一方、沿海州付近には低気圧があって、その間に当たる北日本は気圧傾度が大きい。そのため、高気圧の縁辺流の西風がかなり強くなっている(地衡風)。
日本海には寒気を伴った小さな気圧の谷があって東進している。これに縁辺流がぶつかって蛇行し収束、天気図に表現されないような局地的な前線が発生している可能性がある。また縁辺流による下層暖気流入のため、大気は不安定。
今はよく晴れているが、上記の要因に地形的要因が加わって、山上では昼前には天気が崩れそう。早めに下山したほうがよさそうだ。

--- 源六郎沢への斜面を滑降 ---


大戸沢岳から御神楽沢への滑降を楽しむつもりだったが、強い風が気化熱を奪うせいか、北側斜面はカチカチ。しばらく下れば大丈夫かと思ったがだめだったので、途中で引き返す。
2089m峰から源六郎沢へ下る急斜面は南向きなので、適度に雪が緩みちょうどよい。何度か滑っているが、やはりこの斜面はすばらしい。
源六郎沢まで下ったら、大瀑や竜ノ門の滝を高巻きするため、会津駒登山道まで一旦登りすぐにまた下ノ沢側へと滑った。
下山30分後、露天風呂に入っているとサッと雨が降ってきた。


予報士Fun