日本海上空の寒気の影響で、どんよりした天気。それでも、笠ヶ岳山頂からの笠品川源頭の滑降は楽しかった。
【山域】 |
尾瀬 |
【日時】 |
2017年 4月22日 |
【コース】 |
戸倉 -(自転車)- 津奈木橋 - 悪沢岳 - 小笠 - 笠ヶ岳 - 笠品川 - 津奈木橋 -(自転車)- 戸倉
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【メンバー】 |
単独 |
【天気】 |
曇りのち晴れ |
--- どんより雲を被った小笠と左奥に笠ヶ岳 (悪沢岳から) ---
今年は雪が多いため、戸倉から鳩待峠への道路の開通が今週から来週へ1週間延びた。5時、戸倉を自転車でスタート。津奈木橋に自転車をデポし、まだ除雪されていない坤六峠への道路をスキーで歩く。道路が笠品川を渡る手前で、上流方向の雪の状態を確認してから、右の斜面に取り付く。
悪沢岳手前や頂上から見る笠ヶ岳を期待していたのだが、高度を上げるにつれ空はどんより。雲の中へ入ると、小雪が舞う。
04月22日09時 500hPa高層天気図(クリックで拡大)
地上天気図では日本の南岸に低圧部があり、日本海側はこれから高気圧が張り出してきそう。したがって、日本海側や中央部ではそれほど天気が悪そうには見えないのに、この天気はどうしたことか。
北海道上空に寒冷渦があり、日本海に気圧の谷が伸びている。この気圧の谷は寒気を伴っているため、大気がやや不安定。ただし、偏西風の流れはゾーナル*東西流)となっているため、天気が大きく崩れる心配もないだろう。
道路開通が延期になったため、当初は別の山に変更するつもりだったが、この大気の状況から、なるべく南の山(もちろん雪がある範囲で)がいいだろうと考えここにした。
小笠頂上に寄ったあと笠ヶ岳へ。雲の中だが、ホワイトアウトというほどでもない。まだ硬い南面の急斜面を滑り、そのまま笠品川の源頭へ。徐々に雪が緩み、テレマークターンが楽しい愉快な滑降だった。