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白馬・旭岳(2867m)北面テレマークスキー
2017年 5月28日

今日も予想以上の良い天気。旭岳北面の急斜面を楽しむ。
【山域】 後立山
【日時】 2017年 5月28日
【コース】 猿倉 - 白馬大雪渓・小雪渓 - 旭岳 - 柳又谷2350m - 白馬大雪渓・小雪渓 - 猿倉
【メンバー】 単独
【天気】 快晴のち時々曇り


--- 旭岳北面斜面と、北方の雲海と雪倉岳 ---


朝のうちは気圧の谷の影響が残ると思ったので、ゆっくり起きた。だが外を見ると快晴。パンを口にくわえながら慌てて準備し、出発。今頃になると林道の雪はなくなっていて、白馬尻でスキーを履く。
旭岳東面は去年滑ったので、今回は北面を滑る。頂上でスキーを履き北へ下ろうとすると、雪が切れていたので這松の上を少し滑って雪面にエントリー。急だが滑らかな雪面で、快適に滑れた。

05月28日09時 700/850hPa高層天気図(クリックで拡大)


日本海方面の景色が開けて気持ちいいが、平野部は雲海の下。やがて雲海が高度を上げて、時々ガスがかかるようになった。白馬岳稜線の向こう側(東側)には山旗雲ができているようだ。稜線を越えた西風が東側山腹の空気を吸い上げるためだが、山麓の空気が湿っていることがこのことから分かる。

北海道上空の寒冷渦から伸びる気圧の谷が、北陸地方に伸びている。だが、上空3000mの空気が乾燥しているため、好天となった。一方、1500mの空気は湿っているため(高層天気図の網がけのエリア)、日本海側の高度の低い場所では、午前中雲海に覆われた。
午後になると気圧の谷は通り過ぎたが、日射の影響と地形の影響により湿った空気が昇ってくるようになったと思われる。

柳又谷を鞍部まで登り返し、白馬小雪渓・大雪渓を滑ると、次第に雲の下となった。


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