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巻機山テレマークスキー
2018年 1月 6日

厳しいラッセルのため、1564mまで。今日も楽しいパウダー滑降
【山域】 上越線沿線
【日時】 2018年 1月 6日
【コース】 清水 - 井戸の壁 - 1564m台地 - (往路を戻る)
【メンバー】 単独
【天気】 雪時々止む


--- 森林限界直前で周りが開けた。前巻機が見える ---


清水集落手前で除雪の壁をよじ登り、林道を進む。ここ数日誰も入っていないらしく、深いラッセル。桜坂手前で斜面に取り付く。緩斜面をしばらく進み、井戸の壁へ。かなりの積雪だが、まだ藪がうるさい。
夜間に降った5cm程の雪の下に、やや硬い層があって気持ち悪い。昨日の日差しで緩んだ雪が夜間に凍結したんだろう。といっても雪崩が心配なほどではないし、滑降にも問題ない硬さ。標高が上がると、この弱層は無くなった。
ひと登りすると傾斜は緩み、疎林の気持ちよい登り。さらにふた頑張りほどすると景色が開ける。雪だが、周辺の山は見える。ただし、高山は雲の中。
前巻機の斜面は凍結しており、装備を持っていないので、単独の激しいラッセルでかなり疲れたこともあって、1564m台地で終了とした。

01月06日09時 地上天気図(クリックで拡大)
01月06日09時 500HPa高層天気図(クリックで拡大)

思っていたほど天気は悪くない。
南岸の低気圧は通り過ぎたが、上空の気圧の谷の進みが早く、低気圧はあまり発達しなかった。したがって地上天気図の等圧線の間隔は緩んでいる。
津軽海峡付近に小さな低気圧があるのか、北陸地方の等圧線は北西-南東へ傾いていて、日本海からの寒気はあまり吹き込んでこない状況。ただし、この低気圧から日本海へ延びる気圧の谷がありそう。
高層には、間宮海峡あたりの寒気から本州東方へ延びる気圧の谷(上記南岸低気圧に対応)と、日本海へ延びる気圧の谷がみられる。日本海の気圧の谷は今日午後から夜に北日本/東日本を通過し、冬型が強まる。今は天気は悪くないが、早めの下山が吉。

雪質が良く、疎林を縫って楽しい滑降。井戸の壁は激パウダーとまでは言えないが、そこそこのパウダーを楽しめた。藪がうるさいが問題なし。
林道に出ると、今朝のトレースを使ってボブスレー状態。

下山後、3時頃から強く雪が降ってきた。



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