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平標山(1983.7m)テレマークスキー
2018年 1月 7日

二居から往復。去年とほぼ同じコースをたどったが、気象も同等に厳しかった。でも今回はパウダー滑降を楽しめた。
【山域】 谷川連峰
【日時】 2018年 1月 7日
【コース】 二居 - 1757m尾根 - 頂上 - センノ沢滑降 - 二居
【メンバー】 単独
【天気】 雪、頂上付近はガス・強風


01月07日09時 地上天気図(クリックで拡大)
01月07日09時 500HPa高層天気図(クリックで拡大)

昨夜、15cm位降雪があった。寒気を伴ったトラフは通り過ぎ、西日本から移動性高気圧に覆われてきた。今日は次第に天気が回復するだろうと期待したのだが・・・。
高気圧の東端が北陸地方にあって、その部分の等圧線が詰んでいて気圧傾度が大きくなっている。つまり、北陸以東は冬型気圧配置だ。
高層では、強風軸が北陸を目指していて、寒気をどんどん送り込んできている。
これらによって、天気の回復は遅れていて、標高の高いところでは風が強く寒くなっている。

二居から少し東に入った除雪終了点のスペースを6時50分出発。雪。スキーは深く沈み、今日はかなりのアルバイトとなる予感。
センノ沢沿いの道へと折れ、少し進んで、1757mから落ちてくる尾根に上がる。去年はユウガイヒト沢を少し登ってから尾根に上がったが、今回は南側の派生尾根を登った。どちらも登りやすい。
1757mが近づくと雪は深くなくなり、やっと激しいラッセルから解放されたが、代わりにガスが濃くなってきた。一ノ肩への尾根は、晴れていれば素晴らしい景色を楽しめそうだが、今回は足元がやっと見えるようなホワイトアウト寸前状態。恐る恐る進んで、一ノ肩へ。途端に風が酷くなる。周囲も見えず厳しい状況の中、やっとのことで頂上へ。
一ノ肩までは細い尾根の上アップダウンがあって、視程が短い中で不安なので、シールを付けたまま戻る。
ここでシールを剥がし、センノ沢へ。上部はカリカリだったが、少し下ると、北向き斜面の素晴らしいパウダー。風も弱くなり、思いっきり滑降を堪能。



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