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二岐山(1544.3m)テレマークスキー
2018年 2月10日

以前から気になっていた二岐山へ。天気が良く気温も高かったので、楽に登れたが雪質はずっしり重くなってしまった。
【山域】 会津
【日時】 2018年 2月10日
【コース】 東側・林道入り口付近 - 二岐山頂上 - 北面滑降 - 女岳 - 二岐山 - 出発点
【メンバー】 単独
【天気】 晴れ


--- 二岐山直下 ---



夜間から天気が良く、放射冷却で朝はよく冷え込んだ。7時少し前に出発。今週は、北陸西部では1500台もの車が立ち往生する記録的な大雪だったが、会津東部ではほとんど降らなかった。一昨日、数cm程降った程度。頂上直下を除き登りやすい斜面で、2時間余りで登頂。

02月10日09時 地上天気図(クリックで拡大)
02月10日09時 850HPa高層天気図(クリックで拡大)

出発時は寒かったが、気温が上がり穏やかな快晴で、それほど寒くない。頂上からの展望は素晴らしいが、靄がかかっていて、遠方の山は良く見えない。特に西方の山ははっきりしない。
地上天気図を見ると、移動性高気圧は東に過ぎ去ろうとしており、後面の縁辺流に沿って南からの暖気流入が予想される。
上空の気温場を見ると、気圧の谷が日本海西部にあって、その前面の南西流により、日本海東部では等温線が北上し盛り上がっている。上空の暖気により対流が抑えられ、良い天気となった。
今夜からあす朝にかけ、日本海の気圧の谷が通過し、暖気の流入による雪解けが心配だ。その後は気圧の谷後面の寒気がまた襲ってくるかもしれない。

--- 二岐山を女岳から ---



頂上から北面の急斜面に飛び込む。素晴らしい雪が残っていて、標高差400m強の滑降をたっぷり楽しむ。
女岳への登り返しは深雪の急斜面なのでしんどかった。また頂上直下は細くて気を遣った。
女岳から鞍部までシールを付けたまま少し下り、再度二岐山へ。下りは尾根の北側を下ったが、北面ですらすでに雪が腐っていて、しんどい滑降。途中から尾根南側の谷を下ってみたが、これは藪が酷くて失敗だった。


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