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王博士(1455m)テレマークスキー
2018年 2月12日

地図をにらんで、ユニークなコースを見つけた。断続的に降る大雪は厳しかったが、深い新雪の滑降は素晴らしかった。
【山域】 南会津
【日時】 2018年 2月12日
【コース】 小野川 - 猫沢 - 頂上 - 九々竜沢枝沢 - 猫沢 - 小野川
【メンバー】 単独
【天気】


--- 02月12日09時 衛星赤外画像 ---


小野川集落奥の除雪終了地点に車を置き、目の前の猫沢沿いの林道に入る。しばらく行って右の枝沢をつめ、鞍部から左の尾根へ。初めは緩いが、上部の尾根へ登り上げる部分は急。このあたりから風雪が次第に強くなってきた。再び緩い尾根となり、細い尾根は次第に広がって頂上へと続く。
頂上は屋根のように細長く、どこが頂上だか分からないので、一応うろうろ歩いておく。先ほどまで強かった吹雪がたまたま一時的に緩んで、助かった。

冬型の気圧配置だが、地上天気図は里雪型に近く、内陸の降雪は少なめ。夜間には一時星が見えていた。ただし上空の西風は強いため、雪雲が飛ばされてくる。
9時の衛星赤外画像では、日本海のJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が朝鮮半島の北側から佐渡と能登の間、魚沼北部を通って会津北部へと流れ込み、非常に局所的な大雪をもたらしている。博士山付近にもその余波で、断続的に強い雪が降ってくる。

下りは申し分のない新雪だったが、ちょっと傾斜が緩い。粗目雪の時期にもう一度来たいかも。ぶなの林間のパウダーを楽しみ、尾根が狭まってくると九々竜沢の支流に下りる。しばらく下ったところでシールをつけ、右の斜面をほぼ水平に登ると、今朝通った猫沢の枝沢の鞍部へ出る。今朝のトレースはほとんどなくなっていたので、下りラッセルになってしまった。

今日は駐車地点まで除雪が入らなかったらしく、集落までの50m程の走行でスタックして苦労した。


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