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巻機山(1967m) テレマークスキー
2022年 01月23日

良い天気の下、新雪の米子沢滑降を楽しんだ。一度登り返して滑った源頭部の滑降は、特に楽しかった。
【山域】 上越線沿線
【日時】 2022年 1月23日
【コース】 清水 - 桜坂 - ニセ巻機山 - 巻機山 - 米子沢源頭1770m - 巻機山 - 米子沢 - 清水
【メンバー】 単独
【天気】 快晴のち晴れ


--- 衛星可視画像 9時JST
画像中央付近に巻機山があり、薄い雲があるものの好く晴れている ---


4時半過ぎ、除雪の壁を這い上がって出発。下弦の月が輝いていて明るい。ヘッドランプの光量を落として目を暗闇に慣れさせる方が好きだ。煌々と光らせると、明かりの届く範囲は良く見えるが、届かないところが見えなくなってしまう。今日のように月が出ているときはなおさら、目が闇に慣れているほうが周りが良く見えてなおよい。
月に時々かかっていた雲もやがて晴れ、快晴となった。
昨日入った人のトレースがあって、助かる。登りはとてもはかどり、途中数人を追い越してトップに出た。昨日最初に入ってトレースを付けた人は、井戸の壁の上で引き返したようだが、後続のもう一人はその先へ進んでいる。この地点から、ルートのとり方の違い(傾斜など)がはっきりわかるほど変わっていた。昨日ここまでスキーで登ったのは、どうやらこの2人だけのようだ。

上空の寒気は東に過ぎ、緩い気圧の尾根となっている。
大陸の高気圧からちぎれた移動性高気圧が日本の南岸にあり、両高気圧の間の一帯は上空の気圧の尾根の下で良い天気となった。
次の気圧の谷が日本海西部や南岸西部にあるが、まだ影響はないだろう。

--- ニセ巻機山の手前から自分のつけたトレースを振り返る。
遠方は苗場山や神楽ヶ峰、霧ノ塔 ---


更にしばらくトレースを使わせていただいた。樹林には霧氷ががきれいに付いており、朝日が当たると青空に生えてきれいだろうなと思ったが、稜線から朝日が顔を出す前に森林限界の上に出てしまった。
昨日のトレースの方は、木立が無くなったところで引き返していた。昨日は中腹以上はガスがかかっていたので、これ以上登ると目標物が見えず、人にもよるだろうが滑降時に山酔い必須だった。昨日柄沢山の途中まで登った私と同様の判断だったのではないかと思う。ここまでとてもはかどり、昨日のトレースには本当に助けられた。
井戸の壁を初めに登った方とここまで上った後続の方に感謝。
ここからは自分でラッセルだが、樹林がないところの新雪は浅く、天気が良いこともあって、それほど大変ではない。ニセ巻機山の直下で念のためスキーアイゼンをつけていたら、やっと日が昇ってきた。

--- ニセ巻機山から、巻機山。1本目は稜線やや左から中央下への尾根、
登り返して2本目は頂上から中央の尾根を滑り、そのまま沢を下った。 ---


ニセ巻機山から巻機山との鞍部までは、スノーモンスターを見ながらシールを付けたまま下った。避難小屋は雪の下に完全に隠れていた。

--- 1本目の滑り出しを振り返る ---

巻機山まではひと登り。山頂から素晴らしい景色を楽しんだ後、稜線を少し西に戻ったところから米子沢源頭へ延びる小尾根を滑った。この滑降は、楽しいとしか言いようがなかった。
そのまま沢を下ろうと思っていたのだが、あまりにも良かったので再度山頂に登り返して、今度は隣の小尾根を滑って米子沢へ。
今年は雪が多く、この時期沢は完全に埋まっていて、広い沢床を自由に滑れる。時々急斜面があって吸い込まれるように豪快に滑る。そんな場所は滝なのだろうが、完全に埋まっているので心配はない。
まだ12時前なので、沢の向きが南から南西に変わると、まだ日の当たっていない斜面が多くなり、下部の方がむしろパウダーを楽しめた。米子沢では滑りに熱中しすぎて、写真を撮るのを忘れてしまった。


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